これからの社会とNPO

2010年02月18日 18:22

NPOの本を借りました

図書館を活用してみようと貸出利用券を作りに行ったので、ついでに目に着いた本を5冊ほど借りてきました。その中の1冊。

日本を元気にするNPOのつくり方

最近NPOの活動を聞いたりすることが多いので興味を持ちました。サブタイトルの社会起業家をめざすあなたへってのも。

本の内容

NPOとはNon Profit Organizationの頭文字で、民間非営利組織を意味します。この本の著者の造語だそうです。著者の方は国会議員で、NPOに関連する法律の制定に関わった人です。

日本ではNPOというとボランティアの集まりというイメージが強いのですが、著者がお手本にしたアメリカのNPOでは行政からの支援はあるものの民間からの幅広い寄付(個人寄付で年間13兆円)や収益事業などにより事業として運営しています。それが大きな市場を形成しており、官でも民でもできなような事業を行うという社会の中で重要な役割を果たしています

また、アメリカではキリスト教の影響などで寄付を行う文化が強いことと、税制優遇措置などによりNPOが事業として運営できる土台ができています。それを日本でも目指したのですが、公益性の高い事業を独占的に行いたい官僚の抵抗によって税制優遇は一部のNPOに留まることに。ただ、2008年末に規制が緩むなど今もまだ変化を続けているとのこと。

文化的なことにおいては、寄付の文化は日本では小さいものの江戸時代の寺子屋などは無償で教育をする知識人が多く、月謝などではなくお礼や贈り物などでお返しをすることで成り立っていた文化があったんだとか。日本では受け入れられない、というわけではないという考えです。

新しい働き方

本の中でも紹介・提案されていたのですが、NPOで働くということが新しい働き方となる可能性があります。NPOは元々組織の成り立ちの時点から社 会の中で何かの役割を持って運営がされています。その中で働くことで、働く人それぞれが社会に対して高い意識を持ち、また具体的に貢献をしているという実感を持つことができると思います。

それは有給職員として働く場合もそうでしょうし、ボランティアスタッフや外部の協力者という形でもそうだと思います。

市民それぞれが可能な範囲で社会の役に立てる、その受け皿となるNPOがたくさん育てば良い世の中になりそうです。

身近なNPO

NPOに興味を持ったのは、近々NPOを設立しようとしている友人がいるということがあります。志が高く、社会に役に立つことをしようとしています。

ただ、行政などからの助成金だけに頼った形では助成金が打ち切られたら事業が成り立たなくなるというとてもリスクの高い形になってしまいます。そのため、単体で永続的に事業を行っていけるような形を模索しています。

ハードルは高いですが、ぜひ頑張ってもらいたい。私も専門であるインターネットやシステム開発の部分で微力ながらお手伝いさせてもらっています。

地域にちゃんと稼いで運営をしていけるNPOが1つでも増えれば、他の社会問題を事業として解決していきたいと思っている人の良いお手本になると思います。

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脳の仕組みを意識することでパワーアップ

2010年02月15日 10:12

知らなかった脳の仕組みについての記事

非常に興味深い記事を読みました。ビジネスマンにはぜひ読んでもらい、考えを共有したい記事です。

脳科学理論が解説。「集中力」が増す3つの仕かけ

水泳の北島選手に対して脳科学者がアドバイスをした実例から、脳の仕組みをわかりやすく説明してくれています。

根源的な脳の3つの本能は「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」。これに反すると脳はパフォーマンスを低下させ、マッチするとパワーアップします。

自分が意識しようと思うこと

目標は高く持つ。実現不可能と思えるような高い目標を持つことで、パフォーマンスが一気にあがります。すべてにおいてやると疲弊してしまうと思うので、高く持つ目標とそうでないものを明確にわけるのがいいかなと思いました。

また目標達成に関しては、成果をゴールとするのはあまり良いことではなく目標達成の「仕方」にこだわるのがいいんだとか。これが自分の場合どういう形かちょっとわからないです。理想とする目標達成過程をイメージするということでしょうか。

この話題、こういうのが好きな人とだったら一晩酒の肴になりますね。

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人材が育つ環境作り

2010年02月09日 10:31

深刻な就職難

NHKのクローズアップ現代で高校生の就職難の状況を放送していました。不景気で求人が半分程度にまで激減して大変な状況とのこと。高校生に限らずですが、正社員への道が遠い環境のようです。

就職難が話題になるときにいつも思うのが、絶対数は少ないにしても不景気なときにでも良い人材は常に求められているということです。今仕事で活躍している人は、他の会社に行っても活躍できるケースが多々あるのではないかと。

一番の問題は、現在活躍の場を与えられていない人は経験や実績を積む機会自体がなく、その結果就職ができないという負のループに陥るということではないでしょうか。

社会的実績プラットフォーム

根本的な解決案ではないですが数多くある解決策のひとつとして、現在の職業などに関わらず社会的な活躍の場を社会に作るということが大切なのではないかと思っています。

仕事をしている人でも、求職中の人でも、育児などで仕事から離れている人でも、自分が取れる時間の範囲内で社会的な活動を行い、客観的評価を得れるような社会的プラットフォーム。何かをしてもらうことをただ待つのではなく、主体的に動きたいと思ったときにチャレンジできる場ですね。

現在ちょっとだけ関わらせてもらってるプロジェクトに、そんな社会的機能を組み込めないかと思い提案してみてます。ハードルはかなり高いので実現は難しいかもしれませんが、いつかやりたいと思っています。

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ネット生放送による双方向コミュニケーション

2010年02月03日 10:23

昨日は5月に開校予定のNPO、ひろしまジン大学のネット生放送をお手伝いしてきました。学長の平尾君とは友人で、前に一緒に飲んでいる時にネット生放送の可能性を伝え、ジン大学とも相性が良さそうだからということでその場の勢いで強引にテスト放送を実行することになったのです。

ソフトバンクとUstream

夜にテスト放送をする予定でいたのですが、その日の夕方、偶然にもネット生放送に関して大きな流れが生まれていました。

コミュニケーションツールとして流行中のTwitterで、ソフトバンクの決算説明会がネット生放送サービスUstreamで行われていると話題になっていました。そこでその放送を見てみると、孫社長が今後のビジョンを語っています。そしてその横にはTwitterによる放送に対しての大量のコメントが付いていました。

また、ソフトバンクはこの度18億円をUstreamに出資して、その後も出資を続けて筆頭株主になる予定だとか。今後の戦略において重要なポジションを占めることになりそう。ソフトバンクの影響力は大きいだけに、ネット文化が大きく変わるかもしれません。日本のネットの人々がUstreamによる生放送に大きく注目した日でした。

テスト放送

そんな勢いの中、その直後に放送をすることに。

元々の趣旨としてジン大学側に生放送を体験してもらい、それを材料に今後の活動に活かしてもらえればというものでした。

放送は前述のUstream。ジン大学のチャンネルを既に作っていたので、それを使ってやりました。

テスト放送ということもありあまり本格的な宣伝はせず、Twitterでいくらか告知をした程度だったのですが何人かの方が見に来てくれて、コメントなどもらいました。放送を聞いている人がコメントを付けて、それを放送中に読み話題として取り上げる。完全に視聴者参加型が成立していて面白かったです。


ひろしまジン大学 テスト放送 1時間くらいあります

驚いたのが視聴者側の反応率。見ている人の半分以上がコメントをくれました。告知媒体がTwitterだったこともあってだと思いますが、ほとんどがTwitterでのコメント。元々の知人も多かったので知らない人が見てこれほどの反応にはならないと思いますが、それを踏まえても面白い。

メリット・デメリット

今回の放送でUstreamとTwitterの相性の良さを体感しました。生放送をする時のターゲットがTwitterユーザー層とかぶるのならば、双方向コミュニケーションが生まれやすいと思います。これはすごいメリット。

逆に、Twitterを使っていない人に対してはUstreamだけの放送ではコミュニケーションが取りづらいとも感じました。Twitterアカウントがなくても参加可能なチャットもあるのですが、それを使うにはUstreamにアカウントを新規に作る必要があり、英語サイトでの登録が必要となります。これはちょっと敷居が高い。

ソフトバンクが出資して介入することで、日本語化はされそうですし、もっと敷居が低い形で双方向コミュニケーションが取れるような方向にはなるんじゃないかと思いますがまだ時間のかかる話。

それもあって、私がやっているインターネット放送局ゼバルタではUstreamは放送部分だけにして、別でチャットシステムを入れています。登録しなくても誰でも気軽に文字での参加ができるようにするためです。

テストでわかったこと

せっかくなので、テストをやってみての反省点などをシェア。

  • イーモバイルでもなんとか放送できる。ただし映像はカクカク。
  • Twitterとの相性は良い
  • カメラは放送用PCに固定せず、独立した方が良い
  • しゃべるときはちゃんとマイクを持つ(ポールさん)
  • 周辺にいる非出演者がしゃべったことは音が聞こえないので要リピート
  • できれば放送用PCは別スタッフが管理し、テキスト表示などを担当
  • テキスト表示は途中から見た人にもわかりやすいので良い
  • 出演者は別PCで、視聴者の反応を常に見れるようにする
  • カメラの画素数は200万くらいだけど、これでも充分過ぎ
  • テキスト表示は生放送中だけで録画には出ないことが判明(ショック)

今後に期待

まだまだすべてがそろった完璧なツールではないので、状況に応じて活用方法を工夫する必要がありそうです。でもすごく面白そう。

ジン大学としても今回のテスト放送で何らかの手応えを感じてもらえたようなので、今後の活動に活かせてもらえそうな感じ。また、私としても自分の番組を持ちたいという気持ちが大きくなりました。

今後広がっていきそうな分野であるので、動きに注目していきたいと思います。

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脳波のフィードバック時代が来るか

2010年01月25日 17:59

脳波測定時代

先日NHKのクローズアップ現代で、脳波を測定する機械がかなり進化しているというテーマをやっていました。

脳波で車椅子を動かせるものがあることは知っていましたが、一般向けに「集中している間だけボールが浮く(動力はモータによる風)ようなおもちゃ」が販売されていることは知りませんでした。

また、集中力と結果の相関関係が比較的わかりやすいスポーツの世界では脳波測定によるフィードバックシステム(番組ではアーチェリーの集中度とリラックス度の測定)により成果が出てきているとのこと。

測定部分のハードウェア

脳波を測定することは以前から行われていましたが、そのハードウェアがかなり進化しているようです。昔は大掛かりな装置が必要で、頭にたくさんのコードを付けてやっていたものが今では簡単なセンサーだけでもできるようになっているんだとか。

もちろんその内容や精度はいろいろだと思いますが、それにしても非常に面白いです。

今の時代、測定する部分のハードウェアだけあればソフトウェアの部分は別の人が開発できたりします。例えば測定ハードウェアはiPhoneのような汎用デバイスに対して脳波の測定データを送る機能さえ備えていれば、そのデータを使って各種トレーニングをしたりログを取ったりとソフトウェア側でかなり自由度の高いものができます。

欲しいソフトウェア

そうなった時に自分が欲しいと思ったものが2つありました。

ひとつは、仕事の集中度を測るものです。人間仕事中にずっと同じ集中力で仕事をしているわけではありません。それを測定して視覚化することで最も効率のよい仕事スタイルを見つけることができるかもしれません。

また、もうひとつは集中とは逆で、脳をオフの状態にどれだけできているかというものの測定です。集中力ばかり高めていても脳がパンクしてしまいそうなイメージがあるので、それを意識的にオフにできたら何かいい感じのような気がします。例えば坐禅をするときは何も考えないような状態を目指しますが、それが出来ているかも測定できそう。

人間の進化が加速されそう

脳波測定によるフィードバックから訓練を行うということは、まだ大規模にはテストされていないと思いますので進めて行く中でデメリットも中にはあると思います。測定される脳波というのは脳の活動のごく一部が表に出ているものだと思いますし、それだけを集中して訓練することで他の部分に悪影響が出ることとかありそう。

でも、そのデメリットを補うほどのメリットがありそうな気がしてなりません。正しいフィードバックがあれば人間はすごいスピードで進化すると思いますし、今まで見えなかった部分のフィードバックが見えるようになるというのはすごいことかと。

人間がここへ来て一気に進化しそうな予感がします。あとは訓練により強化された能力をどう使うかというのがすごく大事なポイントですかね。

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