昨日の晩は平尾くん、ナガタさんと飲んでいました。平尾くんはもうすぐNPOになる予定のひろしまジン大学の学長(運営者)です。
この3人で飲む時はひろしまジン大学の話をすることが多いのですが昨夜もそんな感じに。今後の展開などについてお酒を飲みながら話をしていました。
日本における今後のNPOの役割
近年NPOの存在が注目されていますが、その主な要因は行政でも民間でも果たせないミッションを遂行する役割ではないかと思います。よく聞く分野としてはこんな感じ。
- 貧困撲滅
- エイズ対策
- 育児サポート
- まちおこし、まちづくり
- 介護
それぞれのNPOが社会的な問題を解決することを役割として持っていて、それに共感する人たちがボランティアとして手伝ったり寄付などにより資金を提供したりで運営がなされています。
ひろしまジン大学の役割
ひろしまジン大学に関しても社会における役割というのが今後より具体的にできてくると思います。教育や地域コミュニケーションなどがキーワードだと思いますが、掲げている分野が幅広いので上手く行けば大きな役割を果たせるものになるかもしれません。
現在は授業という形式で街と人をつなぐようなことをしていますが、もうひとつレイヤーを組み入れてプロジェクト単位で成果物を出すようなものもできないかという話で盛り上がりました。もし実現できれば社会にとってとても有益なプラットフォームになり得るのではないかと思います。
社会プロジェクトプラットフォーム
例として話をしたのが、宮島の観光について。広島が誇る観光名所ですが、厳島神社近辺しかあまり知られていません。裏にはキャンプ場があったり、弥山への登山も楽しいです。このような魅力を、もっと地元広島の人が知って外の人に紹介したり、地元の人には当たり前すぎてわからない魅力を発掘したり、具体的な成果物として多国語に翻訳した市民が作る案内マップを作成して世界中に広げたり、街と人がより具体的につながるプロジェクトを立ち上げても面白いんじゃないかと。
誰かがやれば面白いですが、そんなのをNPOとして全部やるのは無理。NPOは行動主体というのではなく市民が主体となり、NPOはそのサポートという形で成り立たないかと考えました。
プロジェクトを細かいミッションに分ければ個々の負担は軽減されます。ということで例えば将来起業したいとか、社会の役に立つことをしたいという人にプロジェクトリーダーになってもらい運営の段取りをしてもらいます。
プロジェクトの達成には困難が伴いますが、そこに専門技術や知識を持った人がプロボノのとしてボランティア参加しサポートをします。
また、専門的なことはできないとか、そこまで時間はかけられない、でもお手伝いくらいならするよという人にもボランティアとして手伝ってもらいます。
そのように街全体でプロジェクトを立ち上げ実行していけば楽しいんじゃないでしょうか。
それぞれのメリット
プロジェクトリーダー
一番大変な人ですが、「何かやりたい」という想いは持っているけど具体的な場がなくチャレンジしたい人はいるのではないかと思います。例えば私はいつか起業して自分で事業をしたいと思っていましたが、どうやってという具体的なものがなかったのでその頃にこんなのがあれば喜んで参加していたと思います。
大変ですがこれを実行することにより自分の力で社会的な利益を生み出すと言う実績ができますし、良い経験にもなります。また、多くの人と個人としてつながることができます。積極的に何かをやっていきたいと思っている人にとっては一番欲しいものではないでしょうか。
プロボノ
専門技術・知識を持った人がそれを活かして行うボランティアです。例えば私はウェブシステムの仕事をしているので、ひろジン大のシステムメンテナンスなどを手伝っています。
先述の観光の例で言えば、観光業に携わっていた人がその経験を活かしてアドバイスをすることもできるでしょうし、印刷物を作るならデザイナーの人が手伝うとか、法律関係のハードルが出れば弁護士さんや行政書士さんが手伝うとか。
その人達は普段売り物にしている専門性を無償提供するわけですが、そのような活動をすることで社会的な認知が高まったり一緒に動いている他のプロフェッショナルとのつながりができて仕事に活かせることもあると思います。また、その活動と実績を見て直接仕事につながるようなことにもなるかもしれません。
ボランティアスタッフ
自分のちょっとした時間を提供することで何かの役に立てるというのはやりがいがあると思います。また、多くの人とつながるのは楽しいです。
広島の社会
プロジェクトの内容にもよりますが、世の中の役に立つようなものを想定して立ち上げるのでそれが上手くいけば街にとって良いことになるかなと。
例として出した宮島観光だと、観光が盛り上がれば経済的に潤います。また、広島の人が地元を知るというのは良いことですし、外の人にそれを伝えることができるというのは誇りを持ったりと心理的にも良いのではないかと。
企業
これもプロジェクトの内容によりますが、このような動きにより恩恵を受ける企業というのは出てくると思います。
例で言えば、観光客が増えれば当然地元の観光業の人は経済的にメリットがあります。その前段階としても、観光に携わっていない人たちからの意見を聞いたり地元の人に紹介してもらったりということでもメリットはあるかなと。
NPOとしてのひろジン大
これらの下支えをするのは大変ですが、その辺の役割を担うということであれば仕事としてやっても良いと思います。先に挙げたように企業にとって具体的なメリットが見えるならそれをやってもらうことに意義があるので寄付やその他の形ででもNPOにお金を出してもらえる価値はあると思います。
それが成り立てばひろジン大としては資金を得て、今後継続して運営していくことができます。本格的に社会の役割を果たそうと思ったら、やはり経済的に独立できるような大切は必要です。
社会への接点
社会的な視点ではなく個人的な視点で考えた時にもメリットはあるかと。それは社会との新しい接点です。
仕事、学校、家庭、趣味。それらに加え、今からの時代ではこのような社会活動も個人と社会の接点として広がっていくのではないかと思います。
経済的な発展ばかりを目指してきた時代が終わり、現在は社会的な方向性をどこに向けるかの分岐点にあると思います。「再度経済発展を」という意見は思ったより小さく、それよりも「個人としてのやりがい、生きがい」を重要視する人が増えている気がします。そのような人に対しての受け皿のひとつとして発展する可能性もあるのかなと。
動き出し
思いついてみただけでは意味が無いので、まずは実現できないか動いてみることにします。
上に挙げたなかで、キーになるのはやはりプロジェクトリーダーとして実働をしてくれる人を探すことかなと思います。誰か心当たりがある人がいれば紹介してください。私は起業家志望の人がマッチするような気がするので地元のインキュベーションなどをあたってみようかと思います。
誰かが良い人がいたら話をして企画を立ててみて、ひろジン大に提案してみるという流れのつもりです。
このエントリへのリンクはこちら 【社会とのもうひとつの接点 | 江島@メディアサプライズ】





